いい女の香り、モテる香り、セクシーな香り。
いいオンナ、モテる女の人っていつも笑顔で、包容力があって、自分らしさをうまく表現していて、自信に溢れていますよね。

ここまで、モテと香りでは、男性からどう思われ、どう感じられるかを香りと交えて考えてきましたが、今回は「自分」に焦点をあててみようと思います。

と言うのも、筆者は「女として自信を持ちたいときには、ローズの香りを。」と高校生の時に何かで読んで、忠実にローズの香りを試して、お気に入りの製品探しに没頭していたのですがそもそも、ローズで自信が持てるというのは何なんだ、と。花の女王、女性らしさの象徴、真っ赤な薔薇は情熱を表す...

香水の業界にしても、ローズは特別で、値段もさることながら、花の香りといえば、まず１にローズ。なのです。

薔薇が素敵で、価値のあるものだとされていること自体、ローズが花の世界で最高にモテている存在なのではと、私は気になってしまったのです。ローズが人々を魅了し、なぜそれが女性の自信へとつながるのか、今回は迫ってみました。

実はこれは、ただローズが美しくて癒されるというお話ではないのです。
ストレスにさらされると分泌される、コルチゾールと呼ばれるホルモンが、免疫機能に影響を与えることが知られています。
ストレスを与えた被験者にローズの香りを嗅がせた場合と、そうでない場合について血中コルチゾール濃度を比べたところ、香りなしでは、血中濃度は平均35％増加し、香りがある場合は増加しなかった。という研究結果が出ているのです。

ストレスからの解放を助けてくれる、癒し効果があるんですね。

ローズの香りというのも、主な成分として「ゲラニオール」や「ネロール」が含まれています。
それらの成分の効果として、なんと、汗をローズの香りにするとのことが可能なのです。

脂質系のニオイ物質増加を防いで、ホルモンバランスの乱れや、ストレスによる体臭や口臭を防いでくれるというものなのですが、
「ゲラニオール」は体内に取り込まれると30～60分で汗腺から放出されるようになり、180分間その効果が持続するという研究結果が出ています。

そのため、ローズを摂取することで汗のニオイをローズの香りにできるのです。
さらに、ゲラニオールがもつ抗菌作用が汗に含まれれば雑菌の繁殖も抑えられ、汗臭さの発生を抑えることにも役立つということだそう。

先ほど出てきた成分「ネロール」には、肌に弾力を与え、シミやソバカスを防ぎ、高い保湿効果があるんだそう。
そして女性ホルモンの分泌を促し、生理不順、生理痛や月経前症候群、更年期障害にも良いんだとか。

実はラベンダーよりリラックス効果の高いローズの香りは、そのリラックス効果によって肌のターンオーバーを促すことができるとも言われているのです。

見た目の美しさだけではなく、その高い効果・効能によってローズがいつの時代も注目を浴びていることがわかりました。
それぞれの効果は、女性として自信に繋がるようなことばかりだったということです。自分をケアしてあげることが、充実感を増して、良いオンナ度を上げる。
モテる女って、自分との付き合い方がすごく上手であると思えます。

できるだけ天然のものから取り入れた方が効果はあるとのことなので、お気に入りのローズの香りを探してみたり、ローズティーなどから、リラックス効果や美肌効果を取り入れてみてはいかがでしょうか。