鼻の奥をツンと突き刺すようなこの季節、なんとなく街中で甘い香りを嗅ぐことが増えてきます。
甘い香りは一般的に「グルマン系」と称されるのですが、今回はそんな冬にオススメのグルマンの香りについて紹介したいと思います。
グルマン(gourmand)はフランス語で「食いしん坊」を意味します。
食べ物全般というよりは、香水の世界におけるグルマンは、お菓子・スウィーツにヒントを得た食べ物の香りのこと。
グルマンの香りは、日本では一般的に冬の季節に似合うと言われており、中でも特に、バニラの濃厚な香りは男女問わず人気が高いです。
なぜバニラが人気の香りか、以前バニラの香りについてまとめた記事がございますので、こちらも是非ご覧ください。
想像してみてください。
アリでも動物でも人間でも、目の前にフレッシュなレモンと甘い香りのデザートを置かれたらどちらを手に取ると思いますか?大体はデザートにそそられることでしょう。
もちろん、レモンのような爽やかな香りも良い印象を与えることはできますが、本能的に強くそそられるのは「甘い香り」なのです。
また「香気は性欲に繋がる脳の一部を刺激する」と医学博士のアラン・ハーシュが言うように、実際に84%の男性は香りによって性欲を掻き立てられると信じていて、中でも一番人気があった香りは「甘くて美味しい香り」なのです。
“恋に効く香水” や “モテ香水” と呼ばれる香りに甘い香りが挙げられやすいのも納得ですよね。
日本の梅雨や夏は、湿度が高く汗をかきやすいため、グルマンの香りを纏うと少し重めに感じられてしまうことがあります。
しかし空気が乾燥した冬の季節には、この甘い香りを有効活用できるチャンスなのです。
寒い国の代表格ロシアではグルマンの香水が一番人気だそうですよ。
グルマンの香りは残りやすいため、最初は少量から使用するのがオススメです。
香水として纏うことに抵抗がある方は、ボディクリームなどから取り入れてみてはいかがですか?
服を脱いだ時にフワッと甘い香りがしたら、きっと誰もが虜になってしまいますよ。