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COLUMN

モテと香りN°10
“香り”で相手を定める

2017.07.26

Scentpedia編集部
人を安心させる香りって?

モテと香りにお話してきていますが、今日は香りで相手を定めていくことについてお話したいと思います。皆さんは、香りでその場や、人を心地よく感じることができることとは反対に、なんだかこの香りは居心地が悪い、と感じることはありませんか?

どのようにヒトがそれらを判断しているのかを知り、自分の本能的な好みの男性を探してみるのもいいのではないでしょうか。

本能的に選ばれる香り

まずは遺伝子レベルのお話から。女性は特に、本能的に男性の香りを判断する際、自分と遺伝子の遠い人の香りを「いい香り」と感じます。そのような人を選ぶことで、生命力の強い、生存率の高い子供を産むことができる、ということなのです。

本能的にその感覚を使って、相手をとらえる能力が、多くの女性には備わっています。そして、自分が歳をとり、成熟するにつれて、自分の父親のニオイが気になる、というのは、最も遺伝子の近い存在であることを本能的に感じ取り、避けているのです。

ですが、例えば妊娠中の、身体を守るべきタイミングになると、自分を守ってくれる存在である、近親者の匂いを好むこととなるのです。不思議ですが、女性はこのような仕組みになっているようなので、その人の放つ香りに着目して、男性を定めるというのは、いやらしい意味ではなく、自分の感覚に従って相手を選ぶ、という点では、とても良いのかもしれません。

そして一方男性は、その能力が女性ほどではないため、男性は単純にいい香りの男性を好むことになると考えられます。「グッとくる香り」ってなんだ?というのはこれまでもそうですが、これからも、男性に向かっていく為の香りや、纏い方を紹介していきたいと思います。

体臭に着目する、というのは少しハードルが高いですが、そうしていく中で、自分が本能的に選ぶ好みのタイプがわかり、その男性からモテる術を得られるかもしれません。こういう男性が好きな香りってどんな香りだろう。といった具合にターゲットを絞ると、より相性のいい相手との恋愛を楽しめる可能性が高まりますよね。それに沿っていくと、男性の香りの好み=その人がつけている香水の香り方が、いい香りと思えるかどうかも大きなポイントになってきそうなものです。

香りでアプローチすることが、いかに恋愛をおびき寄せるか、その人の記憶にどのように残るのか、みなさんが、これまでのコラムを読んできたなかで、少しずつ伝わっていてくれると嬉しいです!

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